海外FXにおいては最大レバレッジがどのくらいの倍率を誇っているのかは、口座開設の基準になることがあります。最大レバレッジが高ければ当然リスクも高いですが、リターンも高くなる可能性があるため、できるだけ高いレバレッジがかけられる海外FX業者の方がなにかとメリットはありそうです。しかし、最大レバレッジが定められているといってもいつ何時もそのレバレッジでのトレードができるわけではありません。実は多くの海外FX業者においてはレバレッジ制限なるものが存在しています。
ここでは海外FXのレバレッジ制限について詳しく見ていきます。また最大レバレッジでトレードし続けるための対処方法も併せて確認していきます。
海外FXのレバレッジについておさらい
海外FXのレバレッジとは、FX市場においてトレーダーが保有する証拠金に対し、数百倍~数千倍の取引を可能とする金融レバレッジのことを指します。このレバレッジを利用することで、トレーダーは少ない自己資金で大きな取引を行うことができ、結果として大きな利益を得る可能性を獲得することができます。ただし、ハイリターンの裏には同時に大きな損失リスクもあるため、常にリスク管理が非常に重要になります。
海外FXのレバレッジ制限とは?
海外FXでは「口座残高によるレバレッジ制限」「ロット数によるレバレッジ制限」「取引銘柄によるレバレッジ制限」などがあり、条件によって最大レバレッジが下がってしまう場合があります。
海外FXでレバレッジ制限がかかる理由
海外FXにおいてレバレッジがかかっている理由は主に2つあると言われています。
まず最初にレバレッジ制限があることによってトレーダーの資金損失リスクを小さくすることが可能なことです。単純にレバレッジが高ければ高いほど、少しの値動きで強制ロスカットになってしまう可能性があります。せっかく増やしてきた資金も、レバレッジ制限なく全てにおいて最大レバレッジがかけられてしまうと、資金を失う確率は高いままです。しかし口座残高が増えてきた場合に、レバレッジ制限がかかっていけば保有可能なロット数は減るため損失を減らすことができます。
またFX業者側の立場で見た場合、強制ロスカットになったトレーダーの損失補填リスクを低減することができる点がポイントです。海外FXでは多くの業者が追証なしゼロカットシステムを採用しています。それによってもしトレーダーの損失がマイナスになった場合、FX業者がマイナス分をかぶらなければならなくなります。その点を緩和できる意味合いもレバレッジ制限にはあるようです。
口座残高によるレバレッジ制限
海外FXの中でもっとも多く見られるのが口座残高によるレバレッジ制限です。口座残高が増えていくにつれてかけられるレバレッジに制限がかかり、最大レバレッジは減少していきます。
たとえばBigBossの場合、トレーダーが保有しているすべての口座を合算した「ユーザー残高比例式」によってレバレッジ制限がかかります。
口座残高 | レバレッジ制限 |
~$19,999 | 1,111倍 |
$20,000~$49,999 | 555倍 |
$50,000~$99,999 | 200倍 |
$100,001以上 | 100倍 |
口座残高によってレバレッジ制限がかかる際は、カスタマーサポートからトレーダーに対して事前連絡があります。もし24時間以内に別の口座への資金移動、または出金をしてしまえば口座残高によってレバレッジ制限が行われることはありません。
ロット数によるレバレッジ制限
海外FXでは保有ロットが増えた場合にレバレッジ制限が起こってしまうところもあります。ロット数を増やせば増やすほどレバレッジが低くなるため、保有するポジションが少なくなる傾向にあります。
取引銘柄によるレバレッジ制限
取引する銘柄によってもレバレッジ制限がかかることがある点にも注意です。たとえばBigBossの場合、エキゾチック通貨ペア、インデックスCFD、エネルギーVFDは100倍で固定されています。暗号通貨CFDに関しては50倍にて固定されます。
レバレッジ制限を避けハイレバレッジなトレードを継続する方法
レバレッジ制限にかかってしまうと、ハイレバレッジなトレードができなくなってしまいます。だからといって言われるがままにレバレッジ制限がかかってしまってはせっかくの海外FXトレードを楽しむことができません。そのため、レバレッジ制限にかからないような対策を施す必要があります。これを避ける方法は主に2つです。
レバレッジ制限がかかる前に口座資金を別の口座に移動する
レバレッジ制限がかかる口座残高付近になったら、資金を移動することで口座残高を意図的に減らすようにしましょう。たとえば、複数口座を所有している方の場合には、別の口座に移動させることで1つの口座残高を制限区域外に追いやることができます。
レバレッジ制限がかかる前に出金する
レバレッジ制限を避けるもう一つの手段は、出金することです。資金移動と言う観点では先ほどの別口座への移動と同じではありますが、出金することで利益を確定させる意味合いを持つ意味でも大きなメリットがあります。
BigBoss以外にもレバレッジ制限がある海外FX業者がほとんど
先ほど例としてBigBossのレバレッジ制限についてお伝えしましたが、他の海外FX業者でもレバレッジ制限があるところがほとんどです。上手に付き合っていきましょう。
XM Tradingのレバレッジ制限
XM Tradingでは、証拠金の残高に応じたレバレッジ制限がかかってきます。たとえば、FXにおけるレバレッジ制限は以下の残高にて制限がかかります。XM Tradingの最大レバレッジは1,000倍ですので、$4,000以下にしておけば1,000倍のレバレッジでトレードし続けることが可能です。
口座残高 | レバレッジ制限 |
$5~$40,000 | 最大1,000倍 |
$41,001~$80,000 | 最大500倍 |
$80,001~$200,000 | 最大200倍 |
$200,001~ | 最大100倍 |
ちなみにZero口座の最大レバレッジは500倍、レバレッジ1~500倍の合計有効証拠金額は$5~$80,000となっています。
Traders Trustのレバレッジ制限
TradersTrustにおいては、ダイナミックレバレッジが採用しています。ダイナミックレバレッジとは、保有ポジションのボリュームに応じてレバレッジ制限がけられ最大レバレッジが自動的に変動するシステムのことです。ロット数における最大レバレッジの変化は次の表にて確認できます。
ポジション(Lot数) | 利用可能な最大レバレッジ |
0~0.9Lot | 最大3,000倍 |
1~4.9Lot | 最大2,000倍 |
5~9.9Lot | 最大1,000倍 |
10~19.9Lot | 最大500倍 |
20~49.9Lot | 最大200倍 |
50~99.9Lot | 最大100倍 |
100~299.9Lot | 最大50倍 |
301~499.9Lot | 最大33倍 |
501Lot~ | 最大25倍 |
Land Primeのレバレッジ制限
Land Primeの場合、レバレッジ制限はさまざまな状況にて発動します。たとえば、有効証拠金残高によってレバレッジ制限がかかる場合は下記のような制限がかかります。
証拠金残高 | レバレッジ | 1回の取引毎の最大保有可能ロット数 | 最大保有可能ロット数 |
$0~4,999 | 2,000倍 | 30 Lot | 100 Lot |
$5,000~$29,999 | 1,000倍 | 30 Lot | 100 Lot |
$30,000~$199,999 | 500倍 | 30 Lot | 100 Lot |
$200,000~ | 200倍 | 30 Lot | 100 Lot |
おすすめはBigBossでのハイレバレッジなトレード
このように、各海外FX業者によってレバレッジ制限の発動条件は大きく異なります。最初に例として挙げたBigBossは比較的ゆるいレバレッジ制限となっていますので、レバレッジトレードを楽しみたい方は、BigBossにて最大2,222倍のレバレッジをかけたトレードを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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